プロフィール

コバコバ

Author:コバコバ
 京都在住、日本共産党の若手専従活動家のコバコバです。
メールは→ko-b@goo.jpへお願いします。

ただいまのログイン状態は
   ↓
My status

FC2カウンター

2006/11/8~

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数:
無料カウンター

 FC2は広告スパムのコメント・トラバがものすごく多いので、コメント・トラバはいったん保留する設定にしてますが、なるべく早く承認・表示しますのでご容赦下さい。  なお「日共」は禁止ワード設定してます。  「日本共産党」と正式名称でお書き下さい。


人気ブログランキング参戦中!

9条守ろう!ブロガーズリンクを応援しています

Basic Calendar

<08 | 2017/09 | 10>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

過去ログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2ブログランキング

FC2ブログランキング



FC2アフィリエイト

FC2ブログジャンキー

京さん党宣言
「日本の夜明けは京都から!」京都在住・日本共産党・若手専従活動家のコバコバが、日本と京都の政治・経済について語る。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「マルクスがweb進化論を語る」―web2.0についてマルクスさんに聞いて見た・・・その10

 

その10:「マルクスがweb進化論を語る

これまでの連載はこちら
第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回

*連載も第10回めです、いよいよ最終回? 今回は最近流行っている「web進化論」 をマルクス流に切ってみようかなと・・・

 

 どもども、マルクスさんご無沙汰です。
 ホントご無沙汰だよな。1週間もほっとくなんて、 非常識にもほどがあるぞゴルァ!
 いや、、、その、、 共産党の専従職員でもゴールデンウィークにはそれなりに休みたいというか、、、

 ハア?それで、長野に旅行に行っていたと?
 もういいよ!ほら、とっとと今日のインタビュー始めろよ!


 (チョそればらさなくてもいいヤン、 、、_| ̄|○)

 エ?っと、わかりました、、、今日は最終回って事で、前回・前々回の説明では、グーグルをはじめとするweb2. 0と呼ばれる企業が、

  1. 労働者による「労働」が「価値」が「唯一の源泉」であること。「資本」は「利潤の増大」 を唯一の推進動機に活動を行うというマルクス経済学の解明した資本主義の仕組みは、web2. 0の世界でも貫徹している。
  2. 優れた「データベース」は「労働者」のおこなう「労働」を肩代わりできるようになる。
  3. 「データベース」という「商品」の「価値」を増大させるための競争を行っているのが、 今日のインターネットビジネスで起きている出来事のほとんどすべて
  4. グーグルなど成功している企業は、その「価値」の増大のための「労働」 をサービス利用者に肩代わりさせる技術を開発したことで成功している。

 ということが明らかになったと思います。
 今日は、このweb2.0について、梅田望夫 著  「ウェブ進化論」 本当の大変化はこれから始まるを下敷きに、マルクス経済学的なメスを入れていただきたい。

 あの本なら僕も興味深く読んだよ。 
 それなら話が早いッス。
 ではマルクスさん、ずばり
マルクスさんによるweb2.0の定義を聞かせて下さい


 わかりました。
 web2.0とは、
 「インターネット上のサービスを提供する会社がおこなう諸活動の中で、 データベースという唯一の「商品」を「生産」するための「労働」の一部を、「不特定多数無限大の利用者」 に肩代わりさせる「効率の良い仕組み」を取り入れることに成功した事例の総称」
 と定義できると思います

 なんとも、 短く言い切っちゃいましたね!
 梅田氏が新書1冊を丸々使って説明した中身がほとんど説明されて無いんですけど、、、

 そうですね、まぁ梅田氏が様々に説明した中身は、結局のところ、新しいテクノロジーが利用できるもとで、 資本主義社会で起きる、利潤増大のために「資本」が行う様々な方法について解説しているにすぎないわけです。
 しかもその方法は、「資本」がこれまでにリアルな世界で行って来た様々な利潤増大策の延長線上で説明できるし、 19世紀の資本主義を分析したマルクス経済学によって見出された様々な法則を、 真新しいカタカナ用語で説明しなおしているだけだと思って読むべきだと思いました。

 ずいぶん、自信タップリですね。
 それでは、例えば「ロング・ テール現象」についての説明はどう読みましたか?
 利潤増大のために、8割の不効率なものを切り捨てて、 2割の売れ筋商品や優秀な労働者に経営資源を集中させるというこれまでの資本主義の常識を覆すような現象だと思いますが、、、
 あのねェ、「上位2割の○○が全体の8割の△△を占める」というパレートの法則は、 僕の発見した法則じゃないからね?
 もし利潤が最大化できるなら、あまり売れない種類の「商品」でもつくって売ろうとするのが「資本の魂」なわけよ。
 極端な話、営業や販売に関わる労働者の賃金を限りなくゼロにすることが出来れば、競合他社との関係で、 あまり売れない種類の商品でも生産して貨幣と交換しようとするのは当然じゃないの。

 なるほど、、、
 それでは、情報をネットの「こちら側」から「あちら側」へ移すという変化についてはどう見たらいいのでしょう?

 そのほうがコストが最小化できる=利潤を最大化できる、 ような環境が整ったからそういった変化が起き始めているというだけです。
 19世紀の資本主義が、生産のための「生産手段」(工場など)を消費地に近い「こちら側」から、 消費地から遠いけどコストを下げられる「あちら側」に移動させたのと同じことですよ。
 当時も輸送手段の発達など、コストを下げる環境が整ったからそのような変化が起きたわけだけど、 それと同じ変化がデジタル情報を処理するためのコンピューター技術の発達によって、 デジタル化された情報についても起きている、と。

 その話は梅田氏が「チープ革命」 って言葉で説明した変化の中身とも重なってきますね。

 そういうこと。
 生産能力の増大が、 商品を生産するのに必要だった労働時間をどんどん短くしていくという資本主義社会の法則がそのまま貫徹しているだけ。
 それじゃあ、web・APIの公開についてはどうですか?
 ウェブサービスの開発者向けに、データベースのデータを利用するための環境を提供する= 「アプリケーション プログラム インターフェイス」を公開するっていう手法ですけど、、、

 商品生産の過程の一部を分業にすることで生産能力の増大を目指すというのも、利潤拡大をどこまでも追及する 「資本の魂」が行う当然の行動でしょう。
 つくっている「商品」は「データベース」なわけですから、自前のデータベースをもたない企業に、 不特定多数無限大の利用者からのデーターを集めるための「効率の良い仕組み作り」 という「労働」を肩代わりさせるわけです。
 そのための「無料で公開する」という手段もきわめて効率的と言えるでしょう。なにしろ「交換」という、最も「労働力」 を消費する過程を省略できるわけだからね。
 

 う?ん。そういうことかァ。
 それじゃあ「新しい変化」の中身も、結局は資本主義の「生産緒力の増大」 っていうこれまでの変化の延長線上の現象だということですね?
 そうなると、資本主義社会の発展そのものが「矛盾」を生み出し、その「矛盾」そのものが、 新しい社会を生み出す原動力となる、そしてその新しい社会への変化を促進させるのは「階級闘争」であるという、 マルクス主義の命題は今も生きている、と、こういう事ですね?

 そうだね。
 しばらくは、グーグルなどの新興企業による経済活動が、古い企業を淘汰したり、労賃の安い外国の労働者による「知的労働」 が容易に利用可能になることで、ますます「資本家階級」と「労働者階級」の格差が拡大する=「矛盾が拡大する」 という作用を及ぼすだろうけどね。
 なんせ、1ヵ月の所得が30ドル以下の発展途上の国民も、 米英のように1ヵ月に3000ドルぐらい稼ぐのが当たり前の国民も、グーグル・ アドセンスで一ヵ月に300ドル稼ぐためには同じ「労働」をすればいいわけだからね。
 しかも、その発展途上国で使われているのが「英語」だったりするから、その変化は急激だろうね。
 まあこれも、生産手段である工場が外国に出て行くのと同じことだよ。

 なんか、 その仕組みを独占しているグーグルみたいな技術系の会社が世界の支配者になっていくんじゃないかって、 暗くなってきちゃうんですけど・・・
 な?に、「労働者階級」 が主人公となる未来社会では、きっとそのグーグルの「所有」する「生産手段」をも「労働者階級」が豊かな生活を実現する 「生産手段」として利用できるようになるんだろうと思うよ。
 なんせ「利潤」を増大させることのみが唯一の推進動機となっている事で「過剰な生産能力」を「制御できない」 っていうバカげたシステムである「資本主義」って仕組みが、いつまでも続くわけが無いと、僕は今でも信じているからね。
 グーグルのような画期的な技術をもつ会社を生み出せたのも人類なら、「生産のための生産」「利潤増大が経済活動の唯一の目的」 という仕組みを「必要な消費のための生産」「働くものの生活を豊かにすることが経済活動の目的」 という仕組みに置き換えることだって人類には可能じゃないかね?

 なるほどネ。
 そしてその「資本主義」に変わる新しい未来社会を作る原動力は、、、、
 もちろん
 「団結ガンバロー!」ですなWWW
 やっぱりこのオチかWWW
 それじゃコバコバも
 「団結ガンバロー!」

 


 とりあえず、マルクスさんへのインタビューはこれでおしまいにしようかと思います。長らくお付き合いいただきありがとうございました。
 web進化論について、もうちょっと掘り下げた分析も考えましたが、話しが長くなるのは嫌だったので、1話に詰め込むために、 だいぶ端折りました。
 コメント欄で、不足分を補う議論を展開できたらと希望しています。議論の展開しだいで、続編を書くかも!?

 ということで、面白かったと思ったらこいつをクリック!⇒


スポンサーサイト
カール・マルクスが語るグーグル像―web2.0についてマルクスさんに聞いて見た・・・その9

その9:「カール・マルクスが語るグーグル像
*以下の文書はその8の続きです

目次:
第1回「マルクスさんにインタビューしてみよう」・・・記念すべき第1回、ネタフリのみ
第2回「そもそもマルクス経済学って?」・・労働価値説から剰余価値まで
第3回「そもそもマルクス経済学って?」・・・剰余価値から利潤率
第4回「自己増殖する資本」・・・資本の回転。利潤増大のさまざまな手法
第5回「ネット企業が『生産』する『商品』は何か?」・・・生産的労働と不生産的労働
第6回 「『情報』は『商品』か?」・・・労働価値説ふたたび
第7回 「IT企業の労働者は生産的労働者?」・・・IT企業が創る「商品」は何か?
第8回 「Googleの株価はバブル?」・・・グーグルが創る「商品」は何か?

*連載も第9回めに突入。マルクスさんがもし今日のGoogle像を語ったら、こんな感じではないかなと・・・

 

</

 それではマルクスさん、そろそろ本格的にWeb2.0について語っていただきたいわけですけど、まず、 現在のインターネット業界で我々にさまざまなサービスを提供している事業者は、一体全体何がしたいのでしょう?どんな「商品」 を生産して、どうやって「利潤」をあげようとしているのでしょう?
 その7でもふれましたが、 インターネット・サービス会社が「生産」している「商品」は、極論すれば 「サーバー上に蓄積されたデータベース」です。
 各事業者は、それぞれのデータベースの質と量をいかに向上させるかに、しのぎを削る競争を行っているのです。
 なんと!データベース構築合戦ですか!
 そして「質・量ともに充実したデータベース」は「コネクションをいっぱい持った営業社員」 「流行に敏感で、椀のいい新聞記者兼編集者」「ターゲットをバッチリ絞り込むことのできる広告代理店の社員」 等々の労働を肩代わりしてくれます。そこから利潤をあげるのです。
 これが、現在のweb2. 0と呼ばれる時代にインターネット業界で起きている出来事のほとんどすべてではないでしょうか。
 

 なるほど?
 そういうふうにとらえると何となく「資本論」の延長に位置づけられそうですね。

 そうですね「機械によって人間の労働を置き換える」=機械化が進んでいくことは、 私が生きた時代の資本主義社会にも見られた特徴でしたから。

 別に、資本主義社会に対して何か本質的な変化を興すようなしろもんじゃないと。

 そういうこと。
 ところで、Googleをはじめとする、web2.0と呼ばれる企業のすごいところは、このデータベースの構築作業=「価値」 を生産する「労働」を、利用者によるクリックの軌跡をサーバーがすべて監視することで、 利用者に知らず知らずのうちに肩代わりさせているところです。
 それってどういうことですか?

 つまり検索サイト利用者がおこなう検索行為そのものが、 サーバーのデータを充実させたり検索精度を高めることにつながるのです。

 具体的に教えてください。
  例えば、私がインターネット上には確かに存在するんだけど、 一度も検索されたことのない単語をグーグルで検索にかけたとします。仮に「ひろむ○○」としましょうか。
 うんうん。
 初めて検索される単語はさすがのグーグルさんもすぐには検索結果を返せないわけです。ところが、 一度検索されることでその「ひろむ○○」という単語が「検索キーワード」のデータベースに格納されます。そして、 グーグルボットと呼ばれる自動巡回プログラムがかき集めた20億ページとも呼ばれるすべてのwebページの中から「ひろむ○○」 という単語を含むWebページを探し出してそのURLにタグを付けてやります。
 そして同じ単語が2回目に検索されたときには、タグ付けされたページが無事一覧表示されることになります。

 なるほど、、、

 検索をしたユーザーは、一覧表示された中からタイトルと概要を見て、目的とするページをクリックします。 クリックされたページは一覧表の中で1番上に表示されているとは限らない、5番目かもしれないし10番目かもしれない。
 グーグルはその「ひろむ○○」と言う単語で検索をかけた人が、一覧表のどのページをクリックしたかも記録に残します。 そして、その記録を元に、一覧表の順位を入れ替える作業を行います。
 同じ単語が何10回とクリックされることで「他の人は『ひろむ○○』って単語を検索かけたときに、 このページを表示することが多かったんだけど、あんたもどうせこのページが見たいんでしょ?」 とばかりに上位に表示してくれるってわけ。
 こんな風に、人間の情報リテラシー能力をもデータベースに取り込むことで、データベースの性能を向上させるところが、 グーグルのすごいところなわけです。

 データベースの質を向上させるという「労働」 を利用者に意識させない形で肩代わりさせている!と、こういうわけですね。

 そういうこと。現時点でその「労働」がグーグルにもたらす「価値」はワンクリック12セント。
  くー!なんかこれからは検索するたんびに悔しい思いをするハメになりそう・・・

 もちろん、この12セントの中には、グーグルの社員=「5000人の超・優秀なエンジニア」 による天才的なプログラムを書くのに費やされた労働時間分の価値が含まれるから、 その分は割り引かなくちゃいけないわけだけど。

 そりゃそうですけど、、、
 それにしても、グーグルの生産する「商品」の「価値」は、結局「データベース」という「商品」の「価値」 と言うことですよね?
 その「価値」の増大を、インターネット上にデータをアップロードするすべてのユーザーの行う「労働」によって、 肩代わりさせる仕組みを創っているということになるじゃないですか。

 そういうこと。それこそがweb2.0時代に起きている新しい変化と呼べるかもしれないと。
 グーグルは企業理念で「地球上のあらゆる情報を整理し尽くす」とうたっていますよね?
 つまりグーグルはこう言いたいわけです。
 「おまえらがハードディスク上に持っているあらゆる情報を、 インターネット上にアップし続けるんだ!そう、休むことなくすべてをアップロードし続けろ!そうすれば、 この偉大なるグーグル様がその情報を整理し尽くして、その情報に価値を見いだすかもしれない誰かのために、 見つけやすい形で格納してやる!過去の書籍も、最新の新聞記事も、家庭用ビデオで撮影されたくだらないムービーも、 すべての情報に、分かりやすいタグ付けと、被リンク数によるランク付けで、利用しやすく整理し尽くしてやる! それからなあ、日記帳も、スケジュール帳も、メール送受信データも、顧客名簿や住所録、顧客地図帳も、 これからはハードディスクに保存する時代じゃねーぞ!全部ネットの向こうのサーバー上に保存するんだ!はぁ? プライバシーだ?そんなもん関係ネーよ、だいいち俺様はコンピューター上の自動プログラムだぞ! 別に恥ずかしがることはひとつも無いからな!それよりもどうだ!使ってみたか?ほら見ろ便利だろうが!! そうやっておれ様のデータベースの充実のためにおまえらの「労働」を無償で提供し続けるんだ!」
 ちなみにこの文書は最近ハテナブックマークで人気エントリーに入ったこのリンク先の文書を読んで、 ヒントを得たんだけどね。
 これを読んで 「Googleニュース」  「Googleブック」  「Googleビデオ」  「Googleカレンダー」  「Googleメール」  「Googleマップ」 等のサービスのことを指しているということがピンと来るような人は、 すでにGoogleのための無償労働をかなり提供させられているんだろうね。
 なんか、その扇情的な書き方って「資本論」 に雰囲気がそっくりですねwww
 まあ、そういうこと。そろそろ時間ですから、続きは次回と言うことで。
 ということで、このブログの読者の皆さんも、 よかったら買って読んでみてください→資本論

 チョwww
 さりげなく、自分の本にアフィリエイト・ リンク張らないでくださいよwww

 


 「続きが読みたい!」って思ってくれたら、筆者のモチベーションをUPさせるために、協力お願い!⇒


Googleの株価はバブル?―web2.0についてマルクスさんに聞いて見た・・・その8

その8:「Googleの株価はバブル?
*以下の文書はその7の続きです

目次:
第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回


*連載も第8回めに突入。いよいよグーグルさんの登場です♪
 あと2?3回で終わる予定!もうしばらくお付き合いください

 

 前回のエントリーでは、インターネットサービス事業を展開する会社の労働者は『データベース』という商品を「生産的労働」 によって生産していると言うことが説明されました。
 マルクス経済学で割とみんながつまずきがちな疑問で「サービス労働は『価値』を創造しない」という説への疑問があるわけですが 「広告費・販売手数料」などで収益を上げるインターネット・サービス事業者は「不生産的産業」なのか「生産的産業」 なのかが、前回の説明でハッキリしなくなってきたんですけど・・・

 日本のマルクス経済学を学ぶ学生なんかの間では割と議論の対象になるテーマですね。 じゃあ別の産業を例に説明してみましょうか。
 まず質問1:「自動車製造をする会社で働く労働者」は「生産的労働を行う労働者」ですね?
 (バカにしてんのか?)
 当たり前じゃないですか。生産的労働以外の何者でもない。
じゃあ「レンタカー会社で働く労働者」は?
 

 エーッと、サービス業だから「不生産的労働者」 ですね。
 マルクス経済学的には。

 そうですね。100万円の車を一人で消費するのも、1万円で100人の人に貸すために買うのも、 どちらも生産された「価値」を「消費」しているだけで、自動車会社から販売された時点で「生産された価値」を「実現」 する過程が1回ですむか100回かかるのかの違いはありますが、販売相手が一般消費者かレンタカー会社かは関係なく 「生産的労働」は「自動車製造の会社」の中で終了してしまっている。

 なるほど。しかし、 実際にはレンタカー会社は100人ではなく200人とか300人に貸し出しますよね? そうでないと利潤が上がらないですが、、、
 そうです。しかしそのことによって、自動車会社が製造した自動車の販売する台数が減りますよね?つまり、 自動車会社が生産した「商品」の「価値」 が相対的低下をおこす→その低下分がレンタカー会社に転移したと考えることができます。
 これは、自動車工場で働く労働者が生みだした「剰余価値」を「実現する」ために(自動車を確実に販売するために) 生みだされた剰余価値の一部を「営業社員の賃金にまわす」 「広告代理店に広告を依頼し広告料を払う」ことと同じことです。
 ふーん、なんかだまされた気分。

 (自分で台本書いといてそりゃねーだろ!)
 それじゃあコバコバさん、自動車製造をする会社がレンタカー会社も経営していて、一般消費者には販売せずにレンタカーとしてのみ自動車を製造していたら、 その会社は「不生産的労働」をおこなう会社ですか?

 え?っと同じ会社の製造部門では「生産的労働」がおこなわれて、レンタカー事業部で「価値実現的労働=不生産的労働」 がおこなわれていると、、、この説明であってますか?
  正解!さすがコバコバさん!天才!
 ・・・って!俺に何をしゃべらせるんだよ!しかもこのネタ2回目!
 (イマイチ、のりの悪いノリ突っこみやなぁ)
 じゃあ「楽天」や「ヤフー」なんかも、同じ理屈で説明できるわけですね。
 そうです。さっきのレンタカーの例えで言えば、100万円の車=データベースを10円で10万人に貸すことで、生産した「価値」を「実現」していると。
 車という商品では絶対にありえないぐらいの数の利用者を集めることができるのが、 インターネットのすごいところです。

 10円で10万人に貸すってwww極端だけどわかりやすい例え。
 でも、最近のインターネットサービスって、サービスが無料で提供されたりして10円どころか1円も払ってなかったりするんですけど・・・

 さあ、そこでいよいよweb2.0企業についての説明に入っていくわけです。

 
  さあ!いよいよですね!

 ところでコバコバさん、こんな記事はご存知?
「あなたがGoogleで検索する度に12セントがGoogleの収益に」
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20060415_google12google/

 12セントって14円ですよね? グーグルって、一ヶ月に何回ぐらいクリックされるんだろう・・・

 アメリカだけで27億回/月(2006年1月)、 しかも毎月のように増えている。

 12セント×27億回=324億セント383億円ってこと! ?グーグルすげー!
 しかし、僕はグーグルには一円も払った覚えがないんですけど、、、


 グーグルの収入源は今のところグーグル・アドセンス、つまり広告収入だからね。 ユーザーの利用料を広告を出している企業から間接的に回収している。
 さらにもっとすごいのは、グーグルの株価。最近ちょっと下がったけど、時価総額が10兆円を超えている。 従業員5000人の企業が、 従業員や下請けも入れれば10万人以上を働かせている大手の自動車メーカーと張り合うほどの企業価値があると市場が認めている。
10000000000000円ですか!スゴイナ
 それにしても広告費用なんて、せいぜいGDPの1% 前後ぐらいじゃないですか(日本1%弱=約6兆円、アメリカ1%強=約18兆円)。しかもその大半はテレビCMで、新聞、 雑誌と続いて、インターネット広告なんて日本ではやっとラジオを抜いたぐらいですよね? そのグーグルの収入や株価ってなんかバブルっぽいんですけど、、、


 うーん難しい問題だが、あえて「そうじゃ無い」と言っておこう。
 なぜなら、グーグルのやっている事業は「売り手」と「買い手」が、 きわめて効率よく出会うための仕組みづくりだから、広告という範疇にとどまらないすごさがある。
 ある意味「営業担当社員」や「仲卸問屋」などの仕事をしている労働者の労働を肩代わりしているとも言える。
 また、検索利用者が検索行為で満たすことのできる欲求は、 さまざまな活字媒体を通じて知的欲求を満たしたいという欲求を置き換えてくれるわけだから、 出版業界やマスメディアなどの事業をも含んでいる。
 グーグルのねらっている「パイ」がたかだかGDP1%前後にしか過ぎない「広告費用」 の一部だけ、だと決めつけるのは、少し過小評価し過ぎと感じるよ。

 (おっと、これまた大胆な指摘)
 しかし、マルクスさんの中でグーグル評価高いっすね?

  だって便利なんだもんwww


  結局それかい!

 それじゃ、今日はこのぐらいにして、いよいよ次回から「web2.0」について、 本格的にマルクス経済学のメスを入れて見ましょうか。
 って言うか、だんだん難しいテーマに突入するわけだけど、コバコバさん台本書けるの?
 え!やっぱ僕が台本書くの?


その9へ続く

 「続きが読みたい!」って思ってくれたら、筆者のモチベーションをUPさせるために、協力お願い!⇒

 


IT企業の労働者は生産的労働者?―web2.0についてマルクスさんに聞いて見た・・・その7

 

その7:「IT企業の労働者は生産的労働者?
*以下の文書はその6の続きです

目次:
第1回「マルクスさんにインタビューしてみよう」・・・記念すべき第1回、ネタフリのみ
第2回「そもそもマルクス経済学って?」・・労働価値説から剰余価値まで
第3回「そもそもマルクス経済学って?」・・・剰余価値から利潤率
第4回「自己増殖する資本」・・・資本の回転。利潤増大のさまざまな手法
第5回「ネット企業が『生産』する『商品』は何か?」・・・生産的労働と不生産的労働
第6回 「『情報』は『商品』か?」・・・労働価値説ふたたび

*連載も第7回めに突入。なるべくわかりやすさ重視で書くつもりですが、わかりにくいところはどんどん突っ込みを入れてやってください。

 

  さて、今日は頭からギャグ抜きで行きます。前回は「情報」の「商品性」についての解明でした。
 次に「楽天」や「ヤフー」といったeコマースと呼ばれるビジネス手法についても、マルクス経済学的に分析を加えて下さい。
 (ちぇ!最初からまじめな話かよ、つまんねーの)
 わかりました。
 まず前提として、資本家は利潤を最大化するためにさまざまな努力を行います、とくに、 生産能力の向上が社会全体の実需要を上回るまでに向上すると、生産能力の向上よりも、競合他社との関係で 「よりブランド力を強化する(広告・宣伝)」「より身近に手に入りやすくする(販売チャネルの拡大や多様化・ 輸送手段や小売店舗網の拡大)」といったことに、人的資源を投入せざるを得なくなる。ここまではいいですか?

 確かに。高度経済成長期に広大な敷地や大人数の現業労働者を抱えていた製造業が、どんどんと、 工場を閉鎖し従業員数を減らしていますもんね。生産能力そのものは減るどころか増えているというのに、、、
 そうです。しかし飽くなき利潤拡大を追求する「資本の魂」は、 販売諸経費に関わる支出についても、同じ効果が得られるなら「より安く」を追求するわけです。
 

 第4回の説明でいうと、
 5、販売諸経費を圧縮する
(前)■■■■■■■■□□□□  × 100台
(後)■■■■■■■■□□□□  × 100台
 という方法ですね。

原材料、■労賃、販売所経費、□利潤、横軸の長さが、商品の価値)

 そういうこと。
 楽天ショッピングやヤフーオークションといったe?コマースと呼ばれる企業は、仲介業者や実店舗、 営業担当社員の存在を不用にすることで、そのことを実現させている。

 中抜きこそ、インターネットビジネスの最大の収入源!
 そのことを通じて、10台の車を、100台のテレビを、10tの米を、、、生産するための労働時間だけでなく、 消費者の手元に届けて貨幣に交換するための労働時間も短くしようとするわけです。
 もちろん、それで時短が進むわけじゃなくて、 労働者の首切りなど利潤を最大化する手段として行われるわけですが。
 しかし、それじゃせっかく生産能力が向上したり、 効率よく消費者の手元に商品が届くようになったとしても、肝心の消費者=労働者の消費力が伸びないわけだから、 ますます物が売れなくなりますよね、、、

 そういうこと。そこで資本家は商品を売りつける相手を必死で探すわけです。その結果、、、
 「外国に輸出する」
 「政府に無駄遣いをさせる」
 「資本家向けのスーパー浪費型商品が登場する」

 といった現象が起きてくるわけです。
 日本で言えば、六本木ヒルズとかで一本何十万もするワインやシャンパンを消費する「ヒルズ族=超富裕層」 が現れる一方でちまたにホームレスがあふれる、対米貿易黒字が毎年累積されて日本政府・ 日本企業等が大量にアメリカ国債を購入してくれることでアメリカの戦争遂行の重要な資金源になる、 企業や超富裕層のもつ金融資産が何百兆円と膨れあがる一方で日本国政府は700兆円もの国債発行残高に苦しむ、 、、しかし、これらはまだかわいい方です。なんと言っても最大の浪費は・・・なんだかわかります?

!「戦争」ですね
 そういうこと・・・おっと、脇道にそれてしまいましたね。
 なるほど。それじゃ話を戻して。
 それにしても「営業」や「広告・販売」といった仕事って、ようするに『売り手』と『買い手』 のステキな出会いの機会を増大させるための仕事ですよね?
 そうです。楽天やヤフーはその「売り手」と「買い手」を、サーバーで動くプログラムによって出会わせる。
 出会い系サイトが「男性」と「女性」をサーバーで動くプログラムによって出会わせるようにね。

 何でマルクスさんが出会い系サイトなんか知ってるんですか!

 いや、、、別に、、、使ったことはないけど、、、

 
  当たり前だろヴォケ!だいいちあんた幽霊だろが? (byネゴシックス風)

 それにしても、「人間の手による『営業』や『販売』といった労働」が、「労働者」の手から 「コンピューター上で動くプログラム」に置き換わることに、どうしても違和感というか、恐怖感を感じるんですが、、、

 確かに。一時的には、そのことによって過剰になった労働者が失業したり、 労働者にとって不都合なことが様々に起きてくるでしょうネ。
 しかしそのような、生産能力や、輸送・販売能力の向上が一時的に労働者階級の窮状を深刻にすることは、 私の生きていた時代にもあったことです。
 と言いますと?

 例えば、人間の労働を機械に置き換えることで、 雇用する労働者を減らすということは私の生きていた時代のヨーロッパでもごく普通にありました。
 それに対して、ラッダイト運動といって、 工場の労働者が機械を破壊する暴動を起こした事もありましたが、これは社会主義・ 共産主義社会を目指す私から言わせれば、 実に馬鹿馬鹿しいなんの成果も解決も生まなかった運動であったことは明らかです。

 なるほど。

 それから「販売」「営業」に関わる労働者を「機械」である「コンピューター上で動くプログラム」 に置き換えると言っても、その「プログラム」そのものは人間の労働によって作られる訳ですよね?
 確かに。
 人間の行う「労働」以外からは、あらたな「価値」が創造されることは無いというマルクス経済学の「価値法則」「労働価値説」は、 21世紀においてもドッコイ生きている、と、こう言いたいわけですなwwww


 そういうことwwww
 問題は、増大した生産緒力(輸送や販売、営業に関わる能力も含む) の恩恵が利潤の増大を目指して資本が自己増殖することのみに費やされて、 労働者の生活向上につながらないという資本主義社会の仕組みが問題なのであって、 労働者が社会の主人公になる「社会主義・共産主義」の社会では、IT企業の作り上げた「ネット・インフラ」も、 労働者の生活向上のために「活用すべき物質的諸条件」の一つというわけです。


 なるほど。
 それにしても、前回の説明で言うと「不生産的」な「営業」や「小売り」といった労働者を、 サーバー上で動くプログラムに置き換えるわけですよね?
 プログラマーのおこなう「労働」は「生産的労働」という説明が前々回にありました。それじゃあ「楽天」や「ヤフー」といった企業で働く(あるいは下請けで仕事をする) プログラマーは何を「生産」しているんですか?

 簡単ですよ。「サーバー上のデータベース (と、それを動かすプログラム)」それが、生産される「商品」 そのものです。


 なんと、大胆な言い切り!
 
しかし、言われてみれば確かにその通り。
 「ユーザーが使いたくなるような魅力的なポータルサイトを構築する」というふうに説明されると、なんだか「虚業」 っぽく見えますが、ちゃんとどこかに「実物」が存在する「サーバー(とその中のデジタルデータ)」こそが「労働」によって 「生産」された「交換価値」を持つ「商品」であると。


 そういうこと。
 ただ、その「データベース」を作っても、それを直接「貨幣」と交換せずに、その「データベース」を自分で消費して「利用料」 や「広告費・販売手数料」といった名目で、ちょっとづつ「貨幣」と交換するという形で「利潤」を得ているのが、 搾取を見えにくくさせているわけですけど。 

 ・・・っと、、イイとこまで説明したと思ったら、もう文字制限ですね。 続きは次回ということで、、、
 やっぱりこのオチか!


その8へ続く

 「続きが読みたい!」って思ってくれたら、筆者のモチベーションをUPさせるために、協力お願い!⇒

 


『情報』は『商品』か?」―web2.0についてマルクスさんに聞いて見た・・・その6

その6:「『情報』は『商品』か?」
*以下の文書はその5の続きです

目次:
第1回「マルクスさんにインタビューしてみよう」・・・記念すべき第1回、ネタフリのみ
第2回「そもそもマルクス経済学って?」・・労働価値説から剰余価値まで
第3回「そもそもマルクス経済学って?」・・・剰余価値から利潤率
第4回「自己増殖する資本」・・・資本の回転。利潤増大のさまざまな手法
第5回 「ネット企業が『生産』する『商品』は何か?」・・・生産的労働と不生産的労働

*カール・マルクス氏が喋っている体裁をとってますが、マルクス氏の生きた時代には存在すらしなかった「ITビジネス」 について考察したものですので、当然のことながら書く内容は当ブログ管理者であるコバコバの到達した理論水準に規定されます。
 賢明なる読者の皆様においては、マルクス経済学的に見て不正確な記述が、 さらに増えていくことを覚悟の上で読んでいただければ幸いです。
 また「この記述はマルクス経済学的に見ておかしい」というご指摘も大歓迎です。

 

</

 回を追うごとに読者が増えてる感じですね。コメント欄の討論もだんだん活発になってきましたし。
 そうみたいですね。私もちょくちょくコメント欄に出没させてもらってますが、、、
 って言うかマルクスさん、コメント欄の書き込みが軽すぎwww
 2ch用語とか使うマルクスって、ありえなくネ?
 別にえーやん このブログ自体が読みやすさ重視なんやさかい
   いきなり関西訛りかい!
 ところで、今日は前回に引き続き 「商品とは何か?」について、もう少し深めたいわけです。
 コメント欄で、指摘のあった「著作権」や「商標権」「特許」といったたぐいの「商品?」について、ちょっと解説を。

 わかりました。
 まず、商品というのが人間の労働によって作られること。他人と交換されることを前提としていること、 よって何らかの他人の欲求を満たす=使用価値を持つこと。人間の労働時間に比例した「価値」 が含まれることまでは説明済みですね。

 そうですね。
 「著作物」や、「特許」や「商標」を含む何らかの「工業製品」が、商品であることは間違いないですよね?
 もちろん。

 ところで、生産能力が限りなく増大し続ける社会においては、商品の「価値」を「生産」 することよりも、商品の「価値」を「実現」することの方が、大変だというのはわかりますか?

 私が、ライブドアショックとマルクス経済学でちょっとだけ触れた話ですね。要するに、生産された「商品」を 「貨幣と交換する」=「価値」を実現するための労働も現代社会では必要(それも、生産的労働を上回るほどの規模で)になると。
 そういうこと。「価値」を実現するには、その商品がを生産するのに費やされた「個別的労働時間」に基づく「価値」 と等価値の貨幣が交換されなくてはいけないわけです。
 ところが、競合他社によって、より少ない「個別的労働時間」で作られた商品に価格競争で負けて、在庫が残る、 あるいは赤字覚悟で売らざるをえなくなると言うことはよくよく起こることです。
 確かに。
 せっかく苦労してつくった「商標」や新たに研究開発した「特許」成果が、他社に盗まれれば、 それを創るのにかかった労働時間分の価値を貨幣に交換できなくなりますからね。
 それを防ぐのが「特許権」や「商標権」というわけです。
 だから「商標」や「特許」という物は、それが何らかの実体を伴った「生産物」とセットになって初めて「商品」と呼べるわけです。

 なるほど。
 しかし、ライセンスや特許権の売買という形で、実際に実態を持たない「商標」や「特許」のみが「貨幣」 と交換されることもありますよね?

 それらは、他社によって製造される「商品」によって、自分が製造する予定の「商品」の「個別的労働時間」に基づく 「価値」が、目減りすることを容認する代わりに、その目減り分に相当する貨幣を受けとる行為と言えます。
 第一、いくら優れたアイデアでも、そのアイデアが「商品」に対象化されないことには、 使用価値も価値も創造されないですよね?

 
 それは著作物についても同じだと。

 基本的にはそうです。著作権を守るための労働は「価値を実現する」ための労働で、著作権の一部を販売することは、 著作物の「価値」の相対的低下分を補填する行為と見なせます。
 「著作権」や「特許」といった「権利」は、労働によって生産されるなんらかの 「商品」に対象化されることで初めて「価値」としてこの世に出現することが出来る、 そういう意味では「権利そのもの」を「商品」と呼ぶことには少し抵抗があります。
 (おっと、これまた大胆な仮説、、、)
 なるほど、それでは「情報」はどうですか。これも「商品」なのかそうでないのか、よく分からないところがあるのですが・・・

 そうですね。
 あなたの隣の家が5分前に火事になったという「情報」に「価値」はありますか?

 チョチョチョ!そ、そんな大事なこと何でもっと早く教えてくれないんですか!

 例え話だよ!!って言うか、白々しくてこっちが恥ずかしいじゃねーか!
 まあ、「隣の家が5分前に火事になった」という「情報」が、大事な情報である= 「使用価値」があることは分かりました。
 それでは、その情報を教えた私に、あなたはお金を払いますか?
 なんで金払わなきゃいけねーんだゴルァ!
 ・・・とは言いませんが、たぶん払わないでしょうね。


 そうですね。
 ところが、お金を払って「情報を買う」という行為も現代社会ではごく当たり前のように行われているわけです。
 それでは、その「情報」のもつ「価値」は何によって決まるのか?

 えーっと、何回も説明されたように「商品」の「価値」は、その「商品」をうみだすのに必要な「社会的必要労働時間」 ですよね・・・

 そうです。
 「情報」そのものは「価値」を持っているわけではない、 それは「空気」や「自然のわき水」が人間にとって欠かせない 「使用価値」を持っているにもかかわらず「価値」 を持っていないのと一緒です。
 「空気」も「圧縮空気」としてボンベに詰めれば「価値」が生まれて貨幣と交換できる、「自然のわき水」も、 ペットボトルに詰めれば2リットル200円ぐらいで売れる。どちらも「労働」が加わることで「価値」が生み出される。
 先ほどの「火事」の例で言えば、防災無線・非常ベルなどの設備、 それらを製造したり、 それらの装置を使って「監視」したり「必要なタイミングで情報を伝える」ために、 人間による労働が加えられるなら、そのことではじめて、貨幣と交換できる「価値」を持てるようになる。


 なるほど。
 セコムとか、ガスの警報装置なんかには、なんの不思議も感じずにお金を支払いますもんね。
 それでは、「本」や「新聞」などの「メディア」によって提供される「情報」はどうなんでしょう?


 同じことです。「情報」を手に入れるのにも、「記者」とよばれる労働者による「労働」が必要ですし、それらの「情報」を 「文字化する」「整理する」「編集する」「校閲する」「印刷する」「製本する」「放送する」などの「労働」が加わることで 「著作物」や「メディア情報」として、販売できることになります。
 「使用価値」を持っているのは「情報そのもの」だが、「(交換)価値」を持っているのは 「情報を伝えるための何か(本・雑誌・放送波・等々)」だということです。
 
 もちろん「商品」の二つの側面という話にてらせば、その「情報」に「使用価値」が無くては、いくら「労働」 がくわえられた「情報(を伝える何か)」も無価値=貨幣と交換されないわけですが・・・
 そういうこと。
 この「親バカ党宣言」に書かれている「情報」なんかは、まさに「無価値」 な情報の典型ですナwwww
 出版したってゼッッッッッタイ売れない。
 そ!そんな、、!
 ま、今日はちょっと脇道にそれたけど、IT産業=インフォメーション・ テクノロジー産業について分析するために必要な知識ってことで。そろそろ文字制限も近づいてきたから、続きは次回ってことで。
 (クソー、このまま黙ったまま終われるかっての) 
 そういえば、マルクスさんの本も最初に出版したときは全然売れなかったんですよネwwww
  ギャフン!

 


その7へ続く

 「続きが読みたい!」って思ってくれたら、筆者のモチベーションをUPさせるために、協力お願い!⇒



ブログ内検索

 
Web koba3.blog81.fc2.com

RSSフィード

おすすめ商品!





コバコバお薦めの本


ダ・ヴィンチ・コード
キリスト教についてのウンチクがタップリ。

私の戦後六〇年 日本共産党議長の証言
平易で読みやすい、党外の人に読んでほしい。

県庁の星
映画化決定!
公務員攻撃に負けるな!
「生協の白石さん」
生協の白石さん
話題のブログ本、白石さんの誠実な回答姿勢がグッドです。
「約束」
「約束」
石田衣良の「泣かせる」短編集。ひたすら泣けます!僕は1行目を読んだだけでストーリーを思い出して泣けてしまいます。


電車男
電車男
いわずと知れた、超有名ラブストーリー。ドラマ始まりましたね、主役の伊藤淳史君が最高!


アキハバラ@DEEP
アキハバラ@DEEP
石田衣良さんが「IT革命」を書いたら、こんなにステキな人間ドラマになっちゃいました。



偽造証券
偽造証券
サスペンス仕立てな経済小説で、ストーリーも飽きさせず、経済の勉強にもなる。そして、お金ではなく人間が描かれているのが良い。


党綱領の理論上の突破点について
党綱領の理論上の突破点について
不破議長の著作は、これからどんどん紹介しますよ!

いまこの世界をどう見るか―アジア・アフリカ・ラテンアメリカ
いまこの世界をどう見るか―アジア・アフリカ・ラテンアメリカ
 4月9日におこなった表題の講演が、さっそく本になりました。読めば元気になる一冊です。


『資本論』全三部を読む〈第1冊〉代々木『資本論』ゼミナール・講義集
『資本論』全三部を読む〈第1冊〉代々木『資本論』ゼミナール・講義集
この本は7冊セットです。僕もまだ読み途中です(^-^;)

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QRコード

スカイプID kobakoba3

ブログパーツ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。