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日本共産党の党員が非党員の彼女に日本共産党の魅力を軽く紹介するための10本
元ネタ http://anond.hatelabo.jp/20080721222220
他にも http://b.hatena.ne.jp/t/軽く紹介するための10本

※上記、およびそれをテンプレにした一連のものを知らない方は、あまりマジにとらないでください。


 まあ、どのくらいの数の同志がそういう彼女をゲットできるかは別にして、

 「党員ではまったくないんだが、しかし自分の党活動を肯定的に黙認してくれて、その上で全く知らない政治の世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」ような、日本共産党の党員が抱きがちな都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、日本共産党のことを紹介するために

 読ませるべき10本を選んでみたいのだけれど。

(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女を日本共産党に入党させるのではなく相互のコミュニケーションの入口として)

 あくまで「入口」なので、時間的に過大な負担を伴うマルクス・レーニン等の古典は避けたい。

 できればソ連崩壊以後の文書、古くても70年代以降にとどめたい。

 あと、いくら日本共産党的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。

 バリバリの活動家が『共産党宣言(カール・マルクス・著)』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。

 そういう感じ。

 彼女の設定は

*日本共産党についての認識は、いわゆる「テレビ報道」的なものを除けば、選挙公報や投函されるビラ程度は見ている

*世間一般的な誤解に基づく反共偏見は少しはあるが、頭はけっこう良い

という条件で。

まずは俺的に。出した順番は実質的には意味がない。

日本共産党綱領(第24回党大会改訂版)
http://www.jcp.or.jp/jcp/Koryo/index.html

 まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「日本共産党の基本路線」を濃縮しきっていて、

「党の方針」を決定づけたという点では外せないんだよなあ。長さも音読で30分で読めるし。

 ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。

 この情報過多な基本文書について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に

 伝えられるかということは、党員としての「真のオルグ能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。

あなたと学ぶ日本共産党(JCPムービー)
http://www.jcp.or.jp/movie/news_mov/20080620/index3.html

 アレって典型的な「日共が考える一般人に受け入れられそうな映像(そう日共党員が思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの

 という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには一番よさそうな素材なんじゃないのかな。

 「日本共産党の一党員としてはこのムービーは“プロパガンダ”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。

核兵器廃絶への道―続宮本顕治80年代論2 (宮本顕治・著)

 ある種の平和運動家が持ってる核兵器廃絶への憧憬と、国際政治の日本共産党的な考証へのこだわりを

 彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにもミヤケンらしい

 「日本共産党的なださカッコよさ」を体現する原水爆禁止運動

 「日本共産党的に好みな原則的な立場」を体現する安保破棄国民大運動

 の二つの大衆運動団体をはじめとして、党員になじみの民主団体を各所にちりばめているのが、紹介してみたい理由。

スターリンと大国主義 新装版 (不破哲三・著)

 たぶんこれを見た彼女は「スターリンって、ソ連の共産党だよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。

 この「不破本」の中では珍しい「新書版」の作品がその後続いていないこと、この作品が「不破本」の中では大人気になったこと、

 普通の出版社なら新書版サイズをばんばん出して、それが昔高すぎて買えなかった党員に再評価されてもおかしくはなさそうなのに、

 新日本出版でこういう新書版がつくられないこと、なんかを非党員の彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。

日本共産党創立86周年記念講演会(JCPムービー・志位和夫)
http://www.jcp.or.jp/movie/news_mov/20080722/index.html
 「やっぱり日本共産党はワーキング・プアーの味方だよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「2月8日、衆院予算委員会質問(ワープア質問)」でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この講演にかける志位委員長の思いが好きだから。

 断腸の思いで削りに削ってそれでも2時間7分、っていう尺が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、その「捨てる」ということへの諦めきれなさがいかにも志位さんらしいなあと思えてしまうから。

 記念講演の長さを俺自身は冗長とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、一方でこれが不破さんや市田さんだったらきっちり1時間40分にしてしまうだろうとも思う。

 なのに、各所に頭下げて迷惑かけて2時間7分を作ってしまう、というあたり、どうしても

 「自分の青春を形作ってきた学生時代の党活動が忘れられない30代独身党員」としては、たとえ志位がそういうキャラでなかったとしても、親近感を禁じ得ない。講演自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。

参議院予算委員会での橋本敦議員の質問(1988年3月26日)
http://www.jcp.or.jp/activ/active60-ratimondai/1988-0326.html

 今の若手党員で橋本敦議員を見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。

 ソ連崩壊よりも前の段階で、北朝鮮による拉致問題とかテロ行為とかの暴露はこの質問で頂点に達していたとも言えて、

 こういうクオリティの質問がテレビでも取り上げられてない時代に共産党がとりあげていたんだよ、というのは、

 別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなく共産党大好き人間としては不思議に誇らしいし、

 いわゆるマスコミ報道でしか共産党を知らない彼女には見せてあげたいなと思う。

「家族・私有財産および国家の起源」入門(不破哲三・著)

 科学的社会主義の「哲学」あるいは「運動論」を党員として教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。

 「終わらない歴史発展の毎日を生きる」的な感覚が党員には共通してあるのかなということを感じていて、

 だからこそ日本共産党の改革論は選挙を通じた民主主義革命以外ではあり得なかったとも思う。

 「毎日が激動した社会で日常を生きる」という党員の感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「党員のエネルギー」の

 源はマルクスが唱えた唯物論的歴史観にあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、

 単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。

マンガ蟹工船(小林多喜二・原作)

 これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。

 こういうプロレタリア小説風味の党生活をこういうかたちでアニメ化して、それが非党員に受け入れられるか

 気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。


日本革命の展望(宮本顕治・著)

9本まではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的に「ニッカクテン」を選んだ。

コウリョウから始まってニッカクテンで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、日本共産党第7回党大会以降の民主主義革命方針の先駆けと

なった作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。

というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら

教えてください。

「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。

こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。
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